
私も含めて、起業家、事業者、情報発信者の多くはウェブメディアを活用しています。
例えばFacebookやインスタグラムで情報発信し、LINE@に登録してもらうという流れとかですね。
こういう導線が主体となってから情報発信媒体として勢いを失ってしまった感があるのが「メルマガ」というメディアで、多くの情報発信者の認識もそういう感じではないでしょうか。
ところが欧米ではそのメルマガへの回帰が始まっているというのです。
理由として、情報過多である上に信頼性が低いSNSに「疲れてしまった」人が多いこと、とのことらしいです。
もう少し具体的にいうと、7割くらいの人がパブリッシャー(出版社・発行者・発行人・販売元などの意味)ではなくジャーナリストからの直接情報を得ることを好んでいるとのこと。
ジャーナリストというと大げさですが、1次情報を発信している個人というとかそういう意味でしょうか。
これは検索エンジンでも言えることで、誰が発信しているかというのが重要視され始めているのと似ているのかもしれません。
ただその検索エンジンでも加工され意図的に順位付けされている情報が信用されなくなって、SNSから情報を得るようになったという流れが起きました。
この流れが今度はSNSに起き始めているようです。
SNSは便利だけど、一方的に多量の情報が流れてきて「受動的に情報を受け取る」という動き。(受動的というのは受け身ということ)
この点がSNSに疲れてしまって来ているという要因なのかもしれません。
一方メルマガは、受信はメールボックスに知らないうちにしていてその中から見たいものだけを見るという「能動的に受け取る」媒体。
この流れが精読率が低いという所以なのですが、能動的に受け取るというのが実はポイントなんだとか。(能動的とは自らと言う意味)
メルマガはマス(集団とか多数、大量と言う意味)を狙わない成長戦略のアプローチで、
『メルマガは多種多様なコンテンツを発信するのではなく、ターゲット読者が欲する分野にコンテンツを絞って配信している。
また読者は、自分の欲しい情報のみが収集されまとめられた形で受け取れるため、高いリピート購読率とエンゲージメントが期待できる。
またそういう情報メディアに対する帰属意識は強くなる傾向。』とのこと。
一時、質の悪い情報商材の販売媒体としてメルマガが使われて信用というか嫌気がさして、発信される情報の信用性とか手軽さ、個人同士が直接やり取りできるという拡散性からSNSでの情報発信が中心となりました。
しかし今度はSNSでメルマガで起きていたのと同じことが起き始めているという事実。
それを聞いてなんかわかるような気がしたのですが、それは私だけかな。
FacebookやSNSを通じて情報発信し、LINE@などを活用し、それを教えている立場として矛盾はあるけど、読者の意識変遷は知っておく必要はあるし、
情報発信してビジネスに活用している媒体がどう受け止められているかは意識しておくのは重要だと思います。
知り合いの起業家が言っていたけど、1億以上稼いでいる人はおおよそメルマガをやっているという話。
情報発信者はメルマガも忘れずに選択しに入れておいた方がいいかもですね。
もちろんSNSでの情報発信やLINE@の活用はしっかりやっていきましょうね。